ドラマやインターネット番組など幅広い活動で魅せる美少女っぷりが“神的美少女”と大変な話題となっている黒木ひかり。
そんな神的美少女が、林一嘉監督の新感覚アクション映画『キドラアローン』(来夏公開予定)に出演するとあり、さらに大きな話題を集めている。自身初のアクション映画としながらも、バツグンのセンスを魅せるその黒木ひかりさんのアクションに賭ける心意気や、この映画への思いを直撃した。
―まずは2019年夏公開予定の『キドラアローン』へのご出演おめでとうございます。
黒木
ありがとうございます。
―今作では黒木さん初となるアクション映画への挑戦ですが、実際に進められる撮影はいかがでしたか?
黒木
もう全てが初めてだったんですが、映像で撮るものって全て見せるものなので、どういう見せ方をするべきなのか、何が正解なのか手探りの状況で挑みました。監督には細かく厳しく叩いてもらいました。
林監督
優しくね。
―そんな監督のご指導があってか、ガンアクションだけでなく、銃の構え方からもう凄まじいですよね。
黒木
そこ一番ちゃんと教わったので(笑)でも初めてで緊張したんですよ~!間違ってたらどうしよう!って。これだけ周りの皆さんがちゃんとした正しい動きをしているので、私ガン(銃)なのに持ち方さえ合ってなかったらどうしよう!?1人だけ浮いたりしてないかなって。
―全く初めてとは思えないほどの貫禄でした。同じく初めてとは思えなかったのが突き蹴りといった肉弾アクションです。格闘技は習ってらっしゃったんですか?
黒木
全然習ってないです。これも監督の厳しい指導で。ブルース・リーの映画まで観たくらいです(笑)この動きがあのシーンに似てるな~なんて映画を観てました。もう普通に映画を観る感じではなかったですね。アクションに必要な部分もこれからさらに伸ばしていければと思っています。(ブルース・リーの鼻こすりアクションをマネしながら)
―ブルース・リーが活きてますね!そして今作はキレッキレアクションが大部分を締めるという雰囲気の映画ですが、撮影現場の雰囲気などいかがでしたでしょうか。
黒木
これが楽しい感じの現場でして、撮影がスタートするとキリッとした感じになるんですが、その他はみんなでワイワイしてました。
―そんな楽しい撮影現場での思い出や印象に残っている出来事などあれば教えてください。
黒木
酷暑の8月に撮影があったので、とにかく暑かったですね。私は衣装もジャンバーみたいなものまで着込んでいたこともあり、これまた暑くて!あと困ったのは虫ですね。虫が多くて大変でした。見るからにてんてんてんてんてーんっているんですよ!わ~!これ全部に刺されたら前身腫れるわみたいな。これに関しては事前にコーディネーターさんから脅されていたんです。虫が凄いよって。それでみんな虫除けフル装備で行ったんですが、それでも結構刺されちゃいましたね。
―撮影は春と夏に分けて行われたようでしたが、撮影にお休みを入れた理由などには監督から言及ありましたでしょうか?
林一嘉監督から直々に言及が
前半の撮影ではメインとなる村というか町の撮影があって、後半部分は別の町での撮影なんです。春の段階ではまだ黒木さんのキャスティング決めてなかったんですよ。
黒木
そうなんです実は!(笑)
―これはどういった出会いだったんでしょうか?結果的に“ドハマリ”と言えるほどのキャスティングになっていますが。
林監督
別のお仕事で黒木さんとご一緒させて頂く機会があって、「この子は!この目ヂカラは銃かな!」って思いまして。
黒木
目つきが好きらしいです(笑)
林監督
撮影期間に休みの期間を設けた理由に関しては、製作中に脳が刺激されるので余白を取ることで新たな演出が思い浮かぶのではという狙いがありました。結果的にこうなるといいなという、ゴールだけ決めて撮影に挑んでいるので、本編がこんな形になるとは当初思ってもいませんでしたし、まさか最後のシーンがこんな風に仕上がるとは思っていなかったので、余白を取ったおかげで最高の仕上がりになりました。
―メイキングも拝見させていただきましたが、黒木さんのアクション指導はどのくらいの期間行われていたのでしょうか。
黒木
いや、一日です(笑)最初は殴るってなに?どうやって殴るの?っていう感じで、猫パ~ンチみたいだったんですけど、なんとか教えていただいて。
―あのメイキング映像は編集で短くまとめられているのではなく、実際に短い期間(一日)だったんですね!よくあそこまでのパンチとハイキックをマスターしましたね。
黒木
教わっても難しかったですよ。ちゃんとした姿勢からその場で覚えないといけませんし。
―黒木さんのアクションは才能としか言いようがありませんね!それでは最後になりますが『キドラアローン』の黒木さんが思う見どころや、このように楽しんでほしいというポイントを是非教えてください。
黒木
やっぱりアクションそのものが、これまでの日本映画にあったものとは違います。カンフーという独特のアクション。世界観も違うので、このアクションが見どころですね。なんと言っても「見てて楽しい」と思います。ブルース・リー映画のように是非アクションを「真似してみて」欲しいです。「オラーっ」って(再びブルース・リーの鼻こすりポーズ)それがカンフー映画の醍醐味ですから。林監督の世界観もそこから広がっていくと思います。
林監督
僕からは黒木さんの表情がおすすめです。怒ってる顔や、悔しい顔がいいですね。今後は黒木さんのアクションを活かしたアクションホラー作品やアクションコメディーも撮影したいですね。
黒木
もう、アクションを極めたいです(笑)