ゑんら:【ライブレポート】滝口きらら生誕祭2020 〜20歳になるきららの挑戦【きららちゃれんじ】 〜 『ライブの熱量と共に感じた”檸檬スカッシュ”のような爽快感溢れる空間。滝口きららが抱く熱い想い、間違いなく成長を感じた瞬間』

木乃伊みさと、滝口ひかり、滝口きららのセルフプロデュースアイドル「ゑんら」のメンバー、滝口きららが、2/10に20歳の誕生日を迎えた。その翌日に、滝口きらら生誕祭が開催された。お昼の部では『檸檬の乱』として、クマリデパート、劇場版ゴキゲン帝国Ωが出演した対バンイベントを実施し、非常に熱いステージを展開した。夜の部には、滝口きらら生誕祭として、20歳になるきららの挑戦【きららちゃれんじ】が開催された。

この生誕祭では、12月にリリースされた「UKIYO」より、唯一披露したことがなかった「厄猫」を披露したり、スペシャルゲストが登場したりなど、豪華な演出が施された。
また、3人が書いてきた手紙は、かなり感動する内容だった。そんなきらら生誕祭の様子をレポートにてお届けしたい。

会場の新宿club SCIENCEは、ギュウギュウになる程、多くのファンが詰めかけた。これもきららの誕生日を祝うため。そして開演時間になると、1曲目のイントロがかかった。暗めの会場から、ステージにスポットライトが当たり、3人が登場。大きな声援が起こった。

滝口きらら生誕祭の1曲目は、きららが作詞を手がけた、ゑんら史上一番ストレートに思いをぶつけるナンバー「つぼみ」。スタートから、手を強く振りつつ、3人が列を作って熱唱。サビでは、3人が<叫べ 叫べ 叫べ>と感情を全開にして、拳を振っていきながら歌い上げていく。その後も、どんどん拳を振っていき、時に勢いよくジャンプして、観客を煽っていった。2番では、手を横にして上へ、横へと大きく広げるアクティブなアクション。2サビでも<笑え 笑え 笑え>と思いをどんどんと募らせていく。ファンもそんな気持ちの入った歌唱に対して、クラップを届けていく。終盤では、この日の主役であり、作詞者のきららがソロ歌唱。その美しい歌声が、会場に大きく響き渡り、どんどん魅了。そしてその後、3人がステージ中央で手を重ね、”この3人でゑんら”ということを存分に表していく。観客からの熱気で会場は、既にかなり熱くなっていた。

2曲目は、ライブで確かな盛り上がりを作り出す「のっぺらぼう」。<幽霊! 呪わないで>と幽霊をモチーフにしたダンスを、会場の全員で踊っていく。それに合わせて、会場からは熱いコールが鳴り響いた。横で手をパタパタしたり、時にキュートな表情を浮かべたりと世界観がある中で、お茶目な姿を見せていく3人。そしてきららが歌うパートでは、より声援が強くなっていった。サビでは、顔を手で隠したり見せたりと、元気にステップをしながら、特徴的なダンスを披露していく。体を脱力させるなど、”幽霊”というテーマを、全面に体現。ファンも盛り上がりながら、3人と共に踊っていく。綺麗なダンスと綺麗な歌唱。随所でゑんらのポテンシャルの高さを見せ付けていた。それだけでなく、表情をキュートとクールで使い分けていく。ファンもサイリウムを振って、会場に綺麗な光景が広がっていた。間奏では、勢いよく拳をあげた後、横向きになってクラップを要求。会場に手拍子の音が響いていく。終盤では、ひかりがキュートに歌い上げて、みさとの「飛ぶよ!」という掛け声に合わせて、全員でジャンプ。最後に再度幽霊ポーズをして、この「のっぺらぼう」を終えた。

2曲を披露すると、この日初のMCへ。
きららの口から、この生誕祭に来てもらったことに感謝の意を述べた。また、前日に二十歳の誕生日を迎えたきららに対して、みさと、ひかり、観客から「おめでとう!!!」の声援が送られた。また、きららは二十歳になったことで、「やりたいことがある」と話し始めた。すると、缶ビールを持ってきた。一口飲んでみると、みさと、ひかりからは「やだ!やだ! やだ! ショック」と悲鳴が。
そして「まっっっっず!!!」と一蹴。そして「いらない! みんな、こんなの飲んでいるの?」と述べた。みさとは「慣れるとだんだん美味しくなると思うよ」と付け加えていた。更にひかりから、きららの顔が赤くなっていると指摘をされると、きららは、「恥ずかしい」とコメント。みさとからは「きらは、お酒強そうなんだよね。だから今後楽しみ」と付け加えていた。きららからも「今後楽しみにしていてください」とコメントし、このMCを終えた。

続いては、事前にアナウンスされていた、昨年12月にリリースしたアルバムで、唯一披露していなかったナンバー「厄猫」を披露することに。まずは、メロディーに合わせて、観客へ手拍子の指南をし、この楽曲がスタート。

「厄猫」では、ネコの手をした3人がポーズを取ってスタート。リズミカルなメロディーに合わせて、クラップをしつつ、手を上下左右に動かしていく。そして体や肩を揺らして、独特な、ドンドンと鳴る強いリズムのメロディーに乗っていく。時にハモリを入れながら、この曲を丁寧に、華麗に表現。ファンもクラップで盛り上げていく。サビでは、勢いの付いたサウンドに合わせて、大きくステップを踏み、適宜スピーディーに踊る。そんな緩急は、圧巻のパフォーマンスだった。この曲ではサビで、歌唱がセリフ調になっていることも魅力の一つ。クラップの波に乗るように、美しく、躍動的なダンスを披露していくゑんら。3人が一列になって重なり、ターン。特徴的な振り付けを展開。”猫”が人間になったような、そんな情景、心境をこの歌にした、というのが適切な表現かもしれない。サビの最後では<ばいばい>と歌うが、その時、後ろ向きになって手を振って、バイバイの仕草を行う。ラスサビ前では、3人がサークルになって、手を上へと上げる。最後まで気持ち良く、ビートを刻めるリズムに対し、拳を上げて三位一体のパフォーマンスを魅せてくれた。そして最後は、ネコのポーズを取って終了。このファンクにも近い「厄猫」は、かなり魅力高いナンバーだ。今後、ライブで楽しみにしていてもらいたい。観客からは満足度の高い歓声が上がった。

「厄猫」を終えた後は、楽曲を連続で披露。

まずは、メンバーの力が入った歌唱とサビで一気にアクセルを上げるサウンド、メンバーのエネルギッシュなダンスが特徴のシングル「さよならを教えて」を披露。全員が体を揺らしながら、そして手をはたくように振りながらどんどん盛り上がっていく。終盤ではひかり→きらら→みさとと丁寧に歌い継いだ後、きららが「ねぇ、好きなんだってば!!」と大きく叫んだ。ファンからは「オレモー!!」とレスポンス。最後まで、3人の美しい歌声が会場に響き渡って、この曲を終えた。

次は、少しゆったりとしたサウンドに合わせて、カクカクとゾンビのような踊りを魅せた後、鋭利でクールなサウンド、パフォーマンスへと展開する、盛り上がりを存分に高めていくナンバー「迷い地縛霊」、会場をダンスフロアにしてしまうほど、熱量を上げて全員を引き込む、思い入れの強いダンスナンバー「妖怪ディスコ」と連続で披露した。

この楽曲の連続で、会場は少し汗ばむほど暑くなっていた。それほど、ゑんらのパワーは強い。
MCを挟み、ここから滝口きららのソロでパフォーマンスをすることに。2曲を楽曲カバーで披露。イルカの「なごり雪」、H2Oの「想い出がいっぱい」をアコースティックでカバーした。ギター演奏には、ゑんらの演奏でお馴染みのスーパーさったんさん。きららの美しい歌声と、ギターの綺麗な音色が、会場に響き渡る。そんな様子に、会場のみんなが見惚れていた。きららの魅力たっぷりのアコースティックソロを終えると、再度MCへ。

このMCでは、きららへファンの皆さんからプレゼント贈呈と、きららが抱負を語った。

まずは、抱負から。

滝口きらら「(二十歳は)汚い大人に触らないように、自分を貫きたいなと思います。二十歳になってみて思うけど、あっという間だなと思います。私特に何も変わらなかったし、こうやっていつの間にか歳を取っていくんだなと思いますね。二十歳って小さい頃、めっちゃ大人って思ってたけど、でも全然大人じゃないなと思いますね。違うの! 私、二十歳にしては、しっかりしている方なの! 私、大人と一緒にいることが多いか、大人の思考になるんだよね」

ここで、みさと、ひかりがケーキを持ってきた。今年のケーキも、昨年同様、フルーツ(スイカ)が使われたケーキが送られた。その後、全員でハッピーバースデーソングを歌い、きららを祝った。そしてプレゼントは、ファンからのメッセージカードと、お酒が解禁されたことからワイングラスがプレゼントされた。ファンからは「素敵な大人の女性になりますように」とメッセージが送られた。
更にファンから小さい酒樽(中身はお菓子)をプレゼントされ、きららがハンマーで割って開封。二十歳になった実感が湧いたに違いない。

ここで、みさと、ひかりの2人がきららへ手紙を書いてきたと報告。すると、きららも手紙を書いてきたと話す。まずは、みさとからの手紙を読み上げた。

手紙の内容を要約すると、

・出会った時は、きららが中学生の時、ソフトボールで日焼けし、真っ黒で、芸能界に来るなんて想像もしてなかった
・当時は、”ザ・妹”という感じだったが、同じグループとして活動し、二十歳という大人の階段を登るなんて不思議な気持ち
・きららは、年齢の割に現実主義で、年が離れていることを忘れそうになる
・きららは、顔に出したり、態度に出したりしないけど、きららの中での不安とか余裕のないはず。甘えていいと思っているけど、甘えるのが難しいならそれで良いと思うが、大人になることで、今まで見てきたものが全然違く見えてくる。感動することの方が多い。
・その中で、汚い大人はいるが、そんな人に出会っても、その人も昔を遡れば、可愛い子供だったと考えると、全部可愛く見えてくる
・きららがお酒が飲めるようになって、ストレスが溜まったらやけ酒できるようになるよ! でも心配だから、私の前だけでやけ酒してね
・大人になることって楽しいことがたくさんあるから、自分に誇りを持って、色んなことを楽しんで欲しい
・きららの冒険はこれからだよ、隣で見守らせてください

次は、実の姉でもあるひかりより

・きらにお手紙を書くことは初めてなので、何を書いたら良いか分からないが、今までのことを振り返りたいと思う
・ゑんら結成前の個人イベントでは、私(ひかり)も時間があったので、手伝いに行くかという軽い気持ちで、手伝いに行った。父、母がいる時は、ファンの人数がそこそこいたのに、ある日、自分だけで手伝いに行ったら、ファンが3〜4人しかいなかった。率直に「可哀想」という感想を持ってしまった
・その後も、自撮りでチェキを撮るなど、頑張る姿が見られた。だから、お姉ちゃんながらサポートできることはしていかないと思った。どうにかしてチェキ列を途切れさせないようにしようと思ったのが、この時が初めて。運営って大変なんだなと改めて感じた瞬間だった
・ゑんらが活動を開始するのに対して、なぜかきららが色々言われていた。けど、顔に出さず、ただただ耐えていたことを、私(ひかり)もみさとも知っていた。内心「きららは関係ないだろうが、クソが」と思っていた
・でも、ゑんらの活動を通して、一番個人イベントする回数も増えたし、冠番組「キラキラヒカレ」を持ち、MCやトークもまた一歩芸人に近づきましたね(きらら全力で否定)。
・今回で3回目の生誕祭、きららは沢山の人に愛されるようになったのだと感じた。何をしても妹のように可愛がられる姿は、ひかりからしたらめちゃめちゃ羨ましいこと。人柄の良さから来ていると思う
・私(ひかり)の夢は、妹や弟が幸せになってくれること
・いつかひかりにファンが1人、2人になっても、きららにファンが100人、1,000人いればそれはひかりの幸せ
・これからもずっとずっと笑っていてください。そしていつまでのゑんらの妹でいてください

そしてここからは、きららがファンに向けての手紙を読み上げることに。ここでは過去のことや心境を吐露。今まで知られなかったことが明らかとなった。

・16歳から芸能を始めたので、今年で芸能活動を始めて4年が経つ。この4年で色んなことがあった。
・まずは、前アイドルユニットに所属した。この時、ひかりは既にアイドルグループに所属していて、既に大きいステージに立っていたので、私もすぐにそのようになれると思っていた
・でも現実はそんなに甘くなかった。対バンイベントで、グループのファンが2人しかいないことなどざらにあったし、200人入る会場に20人ほどしかいない時もあった。スカスカのライブハウスでライブをすることは、日常茶飯事だった
・普通の高校に通いながらアイドル活動をしていたため、肉体的に大変だったのに、精神的にもボロボロだった
・自分のことを好きと言ってくれる人はいたが、あくまで”ひかりの妹”として扱われていた。そんなファンが沢山だった。それが嫌だと思ったことはないが、滝口きららという”アイドル”として見てくれていた人は一握りだったと思う。そこからプライドというものが無くなり、自信がなくなっていった。自分のことが嫌いになってしまった
・約1年間、グループ活動をしたが、卒業を決心した。
・卒業した後は、「もうアイドルなんて二度とやりたくない」と思ったが、初恋タローさんに声をかけてもらい、ソロ活動を始めた。
・ソロ活動をしている中で、ひかりに「ゑんらを始めるから入らないか?」と誘われた。最初は、私でいいはずないし、もうあんな思いはしたくないと思っていたが、アイドルの夢を諦めきれなかった
・2018年1月14日に、ゑんら結成が発表。発表された時は、ドキドキで、この2人とやっていけるんだと楽しみで仕方なかった。ワクワクしていた。
・ただ、忘れていたが、現実はそう甘くないということを
・最初の1年は、前のグループをやっていた時よりも精神的にボロボロ。分かってはいたけど、2人との実力差は歴然で、「私なんていない方が良いんだ」と数えきれないほど思ったし、駅のホームに飛び込めば、「もう楽になれるかな」と思うこともあった。
・誰にも言っていなかったが、二十歳になったら、芸能活動をもう終わりにしよう、私の人生に区切りをつけよう、そう思っていた。
・そんな考えを変えてくれたのが、ファンのみんな。できる限り会いに来てくれる人、「好きだ」「きらら成長したね」 「きららがいるから今もゑんらに通っているんだ」 と言ってくれる人。みんなに本当に感謝している。そのおかげで今もここに立っている
・私はまだしばらく、この芸能という道を進んでいく
・ゑんらではなく、違うグループでやっていく道もこの4年間の中であった。まねきケチャ、ラストアイドルを断った過去。私は大馬鹿ものだと思う。
・だけど、私は、ゑんらで頑張りたい。
・ゑんらはデビューして、2年が経ち、3年目に入った。これからも大変なことは多いと思う。失敗することもいっぱいあるはず。だけど、それをここにいるみんなと乗り越えていきたい。
・ゑんらはきっとZeppに立って見せる。そう誓う。だからその時まで待っていてね

この手紙に対して、大きな拍手が送られた。これまでのこと、誰にも話さなかったセンチメンタルな感情、今のゑんらに対する思い、ファンへの強い気持ち、ゑんらだったからこそ感じることができたこと。ゑんらに懸ける思いは強い。心を動かされた。やっぱりこの3人だからこその”ゑんら”だ。そう強く思わされた。

きららは、少し悲しげにファンに対して、簡単に「離れる」と言わないで欲しいと告げた。
些細な一言でも心無い一言は、人を傷つける。そんなことを改めて実感させられた。

加えて、きららは「みんなに依存しているのは私たちの方」と続ける。
「今は、『私たちに会いに来て、元気になる』と言ってくれているけど、それは実は私たちの方で。みんながいるからこうやって活動ができています」
言葉の一つ一つが重く、心に突き刺さる。それでも、きららなりのファンに対する感謝の気持ちだ。

最後に「これからもよろしくお願いします」と言い、ここでのMCを締めた。

そしてそんなちょっぴりしんみりムードから、一変してライブに戻ることに。

この生誕祭での9曲目は、3人で作詞を行った、ゑんら自身とファンとの絆を再確認する”青春パンク調”のナンバー「だいだらぼっち」。3人が拳を上げながら、様々な思いが詰まったこのナンバーを、真心を込めて強く歌い上げていく。ファンも気持ちを込めて声援を送っていった。サビでは、大きくステップを踏みながら、手を勢いよく下へ振る。そして拳を高く掲げ、思いっきり歌い、センセーショナルなパフォーマンスを魅せていた。3人も大勢のファンも肩を組んで左右に揺れて、心を一つにして絆を確認。そしてその後は、手を回したり、ターンしたり、指で星を描いたりと、全身全霊のアクションを展開。ボルテージは上昇していく。終盤では、一度トーンダウンし、みさと→ひかり→きららへと交代して歌っていく。そしてラスサビでは、更に勢いを付けてヒートアップ。最後まで、ゑんらとファンの気持ちは、一つになっていた。最後は全員にアグレッシブにジャンプ。こうして「だいだらぼっち」は終了した。

この前のMCがあったから、この日の「だいだらぼっち」は心に染みた。改めてファンとのリレーションの強さを感じた。

次は、初期から歌い継いでいるライブの定番曲「心中ミッドナイト遊園」。3人は気持ちの良い綺麗な歌唱を奏でながら、妖怪ポーズでアクティブにジャンプ。そして豪快に手を振って、力強いダンスを披露した。サビでは、ステップを踏みながら、横移動。そして拳をくるくると回す。<魑魅魍魎>と歌うパートでは、オーディエンスと一緒になってジャンプ。この曲でも大いに盛り上がっていった。最後まで、大きなコール、クラップが鳴り止むことなく、会場の熱量は高くなっていった。

ここで、一旦ライブを中断すると、スペシャルゲストの登場。きららのコメントでも話していた、初恋タローと、ジョイマン、とにかく明るい安村が登場した。

きららの2人と初恋タローとジョイマン、とにかく明るい安村との楽しいトークを展開をして、それまでの空気を一変させた。きららがジョイマンにラップバトルを仕掛ける場面も(きららの勝利)。

ここでも楽しい時間となった。そんな楽しい時間を終えると、生誕祭も終盤へ。

次もライブの定番曲「リンネ転生」。座礼からスタートする当楽曲は、歌舞伎をモチーフにした振りへと展開。エネルギッシュで、パワフルなパフォーマンスを魅せていく。サビでは迫力のある、拳を大きく回すダンスを披露していった。そして終盤では、少し挑発的な表情からサムズダウン。ここでもゑんらの世界観に一気に引き込んでいった。大きな手拍子で応えていく観客。間奏では、ゑんらへの独自コールが送られた。終盤でも熱量は、落ちることはない。そして最後にスタートの座礼ポーズに戻り、この楽曲を終える。

このライブでの11曲目は、昨年12月にリリースされた「UKIYO」より、ゑんらの楽曲の中で一番激しいダンスとポップなサウンドが特徴の「ホラーかわいい」を投下。手で”E”のアルファベットを作ったり、手を前に翳したりとキュートで元気なダンスを披露していく。激しいダンスで、観客をもっと魅了していく。間奏では、セリフが入った後、ひかりの前にリングがぶら下げられ、睡眠中(のフリ)。そして「もううるさい!」と一蹴。最後まで、明るく、そして激しく元気なアクトを魅せてくれていた。ラストでは、メロディーがスピードアップし、どんどん激しくなっていく。会場は大盛り上がり。

そして本編もラスト1曲となった。最後は、なんと「ホラーかわいい」を連続で披露。先ほどよりもダイナミックなパフォーマンスを魅せて、会場のボルテージは最高潮へと到達。そして間奏では、ひかりが「あーまじで疲れた」と言って、みさとが「きらら、やるよ」と告げる。すると先ほどひかりが催眠をかけけられるフリのシーンで、みさとがきららの頭を持って頭を振り回す。ひかりはきららの顔の前で手を振る。主役・きららのための、特別な演出だ。最後まで、オーディエンスを存分に愉しませ、本編を終了した。

メンバーがステージを後にすると、すぐさまアンコールとして、「きらら」コールが起こった。そして生誕Tシャツに着替えた3人が再登場。

そしてアンコールに応え、1曲を披露。

その1曲とは、成長著しい、ゑんらの代表曲と言っても過言ではないキラーチューン「アンバランス」。ここで、黄色のサイリウムが会場全体に灯され、会場が檸檬色(きららの担当カラー)一色に。そして「アンバランス」を通して、力強い歌唱、パフォーマンスを魅せて、最後までオーディエンスを魅了していった。全員が拳を大きく振って、最高に熱い空間となっていた。ゑんらも、ファンも大きく声を出して、非常にヒートアップしていた。心地の良い熱さを感じさせてくれた。本編以上にボルテージが上がったところで、この生誕祭を終えた。

最後にきらら「これからは、大人っぽく、セクシーな人になりたいと思います」と言うと、みさとからは「えー! もう付いていけないよ! ビールを口にするとか信じられなかったもん!」と話すと会場から笑いが起こった。3人らしい会話が繰り広げられ、3人は、ステージを後にして、生誕祭を終えた。

最高の、心に刻まれるような生誕祭だった。滝口きららが二十歳になるというだけでもどこか考え深いのに、この生誕祭を通して、センチメンタルな気持ちにさせられたが、それと同時に大きな成長も感じられた。きららは、当初、どこか控えめな印象を受けていた。控えめと言うよりも、みさと、ひかりに気を使っていた、の方が適切かもしれない。ただ、この2年間で、本当に頼もしい存在となった。パフォーマンスも、人材としても、良い意味で2人を引っ張ることが多い。そんなきららの今後は、更なる明るい未来を歩んでいくはずだ。

正真正銘の大人となったきららは、今後も素晴らしい道を歩んでくれるはずだ。
MCで語っていたきららの強い思い、考えがあれば、きっと幸せな道へと進んでくれるはず。みんなに愛されながら、輝かしい毎日を過ごしてくれるだろう。同時にゑんらというグループで、更なる高みを目指し、これからも素晴らしい景色を見ていくに違いない。前述の通り、ゑんらはもはやこの3人以外考えられない。どんな道でも、きららもひかりもみさとの3人は、力強く進んでいく。
これからもきららは、”檸檬”のようにゑんらにアクセントを与えてくれる存在へとなるだろう。そして、素敵な大人な女性になってくれることを信じている。いや、間違いなくなってくれる。これからも、”檸檬”が弾けるような日々をきららは送っていくだろう。そんなきららを見守っていきたい。

Text:石山喜将
Photo:名和洋助

【セットリスト】

1.つぼみ
2.のっぺらぼう
MC
3.厄猫
4.さよならを教えて
5.迷い地縛霊
6.妖怪ディスコ
MC
きららアコースティック2曲
7,イルカ 「なごり雪」(アコースティックカバー)
8,H2O 「想い出がいっぱい」(アコースティックカバー)
MC
8.だいだらぼっち
9.心中ミッドナイト遊園
MC(芸人さん出てくる)
10.リンネ転生
11.ホラーかわいい
12.ホラーかわいい

アンコール
13.アンバランス

【Music Video】
■【ゑんら】アンバランス MV
https://youtu.be/ZGgHWwSdiEM

【Profile】
2018年に結成された女性アイドルグループ。
元dropの滝口ひかりと木乃伊みさと、元KAGUYAのメンバーでソロアイドルとしても活動していた、滝口ひかりの妹、滝口きららの3人でセルフプロデュースによるアイドルユニット。
ユニット名は煙の妖怪である「煙々羅(えんら)」に由来し、煙の様に変幻自在で枠に囚われないアイドルになる様にとの思いが込められている。
2018年は結成約半年で、「TIF」「@JAM」「アイドル横丁」など数多くの大型アイドルフェスに出演。
2019年3月2日には1周年を記念したワンマンライブをWWW Xにて開催。
2019年4月24日に初全国流通盤のリリースが決定した。
2020年2月24日にゑんら2周年記念ライブを開催予定。
2020年3月29日に12ヶ月連続定期公演を開催予定。

【Official Site】

■オフィシャルサイト
https://wyenra.jp/

■オフィシャルTwitter
@wyenra

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